#1ムスタング9
2012-03-21 02:16:36 (12 years ago)
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「ねぇ、このギターの下の方についてる棒、なに?」
「ん?あ、アームね。音を曲げることができるんだ。」
「え?曲げる?」
「こでしょ。ん〜〜〜と。ねっ!」
「な〜んか、ゴムが伸び縮みしてるような感じね。」
「ガ〜〜〜ン!これ、けっこうイカしてるんだぜ!」
「もう!そんな古い言葉使ったって、しょうがないじゃない、そう思ったんだから!」
「これね、ジェイクが改造してくれてて、普通はネジだから、この穴に入れて回していくと、キチッと止まるんだけど、ボクのはクルクル回るようになってるんだ!しかも落っこちないんだよ!」
あらあら、そんな満面の笑顔で語っちゃって!よ!ギター好き!…が、たいがいこの手の話しは…
「ふ〜ん。よくわかんないけど、色は可愛いわね。アイスクリームみたいで。」
あら、やっぱり。まだ、小学生だし、女の子に機械系の話ししてもね〜。
「チッチッチ!これはもともと白かったんだよ。それが、使ってるうちにこのアイスクリームみたいなクリーム色に変化したわけなんだよ!」
あら、めげないショー君。
しかし、どこぞの受け売りって感じなんだけどな〜(汗)
「あっそ。ね、なんか弾いてよ。」
「うん。じゃ、アーム使うヤツね!」
♫♬♫♬♫♬♫♬♫♬♫♬♫♬♫♬♫♬♫♬♫♬♫♬♫♬♫♬♫♬♫♬♫♬♫♬♫♬♫♬♫♬♫♬♫♬♫♬
「いいじゃん!!あたし、ギターのことは全然わかんないけど、ショーンの弾くギターは好きだよ!」
「サンキュ!」
「ね、そのアーム…だっけ?それが着いてる土台のとこ、なんでカタカタ動いてんの?」
「お!いいとこに気づいてくれました!このギターって、チューニングが狂いやすいんだけどね、このアームをぐいっと引っ張り上げると、…ほら、ね!元に戻るんだ!でね…」
あらあら、君も女の子の心には鈍感なのね〜、フムフム。血筋か…
「な〜んだ、ここにいたのか!打ち上げ始まってるぞ!」
「あ、須藤のおじさん。ちょっと、ギターの話しをね。こちらアイリーンです。」
「は、はじめまして。同級生の佐藤です。」
「おじさんて。タクちゃんて呼んで!あ、さっきお母さんと話したよ。ジュースも食べ物もあるから、おいで。」
「はい。」
「じゃ、行こうか。大人の世界へ。」
「そうね。少しくらいカマってあげないと、親の立場ってのもあるからね。」
だそうです、ハイ。でも、あのアーム、たぶんまたやったなジェイクが。力、強いからね。ネジがバカになって、空回りするんだよな〜。昔も確かストラトのアームねじ切ってたし。ま、いいか。ショーンがあんなにうれしそうだから。
「…っかし、ミッキーも頑張ってんな〜。聞いてくださいよ、夏木さんッ!こいつの父親ね、俺の親友でもあったんだけど、そいつが亡くなってからっていうもの、女手一つで育てながら、シュウの、あ、オヤジね、知ってましたっけ?あら、失礼ッ!そのシュウの教えたギターや空手を、息子に伝授するために、自分も必死に勉強して、アイツがやってたことを忠実に再現しようとしてね…ク〜、いい家族でしょ!」
「須藤さんっ!酔っぱらい!初呑みで夏木さんにそんな話しして!第一、ミッキーって。ミユキさんてお呼び!」
か〜、タクヤ酒弱くなったな〜。って問題じゃないか。未雪がそんなことをね。ん?俺、未雪にちゃんと教えたこと無かったんだけどな〜。か、空手までって?
「大人って、どこもオンナジね。でも、うちのママの会社の人達とは少し違うかな。」
「そりゃそうでしょ。アイリーンのママはビシッとしてる感じするもん。」
「ううん、そうじゃなくて。な〜んか、冷たい感じなの。ママも仕事の時はアタシでも怖いと思うくらいなんだから。」
「へ〜。そうなんだ。そう言えばここのみんな、笑ってるね。いいよね、こういうの。」
「うん。…ずっと友達でいてね。」
「うん。え!?は、はい!!」
「な〜によ!やなの〜?」
「と、友達サイコ〜!!」
ハハハ!いいね〜青春!!!そっか〜、夏木さんもいろいろあるんだろうな〜。
しかし、幸せって、こんな感じでいいんだろうな〜きっと。
「ショーン!来週、ジーちゃんとこ行くよ!」
「え?学校は?」
「決めたの!グズグズ言わない!」
「出た、酔っぱらいマウス。」
「なんか言った!!!」
おいおい、会話が逆だろが普通。ジーちゃんって…お、オヤジ??
次回「もう一つの伝授」…かな。んじゃ!
「ん?あ、アームね。音を曲げることができるんだ。」
「え?曲げる?」
「こでしょ。ん〜〜〜と。ねっ!」
「な〜んか、ゴムが伸び縮みしてるような感じね。」
「ガ〜〜〜ン!これ、けっこうイカしてるんだぜ!」
「もう!そんな古い言葉使ったって、しょうがないじゃない、そう思ったんだから!」
「これね、ジェイクが改造してくれてて、普通はネジだから、この穴に入れて回していくと、キチッと止まるんだけど、ボクのはクルクル回るようになってるんだ!しかも落っこちないんだよ!」
あらあら、そんな満面の笑顔で語っちゃって!よ!ギター好き!…が、たいがいこの手の話しは…
「ふ〜ん。よくわかんないけど、色は可愛いわね。アイスクリームみたいで。」
あら、やっぱり。まだ、小学生だし、女の子に機械系の話ししてもね〜。
「チッチッチ!これはもともと白かったんだよ。それが、使ってるうちにこのアイスクリームみたいなクリーム色に変化したわけなんだよ!」
あら、めげないショー君。
しかし、どこぞの受け売りって感じなんだけどな〜(汗)
「あっそ。ね、なんか弾いてよ。」
「うん。じゃ、アーム使うヤツね!」
♫♬♫♬♫♬♫♬♫♬♫♬♫♬♫♬♫♬♫♬♫♬♫♬♫♬♫♬♫♬♫♬♫♬♫♬♫♬♫♬♫♬♫♬♫♬♫♬
「いいじゃん!!あたし、ギターのことは全然わかんないけど、ショーンの弾くギターは好きだよ!」
「サンキュ!」
「ね、そのアーム…だっけ?それが着いてる土台のとこ、なんでカタカタ動いてんの?」
「お!いいとこに気づいてくれました!このギターって、チューニングが狂いやすいんだけどね、このアームをぐいっと引っ張り上げると、…ほら、ね!元に戻るんだ!でね…」
あらあら、君も女の子の心には鈍感なのね〜、フムフム。血筋か…
「な〜んだ、ここにいたのか!打ち上げ始まってるぞ!」
「あ、須藤のおじさん。ちょっと、ギターの話しをね。こちらアイリーンです。」
「は、はじめまして。同級生の佐藤です。」
「おじさんて。タクちゃんて呼んで!あ、さっきお母さんと話したよ。ジュースも食べ物もあるから、おいで。」
「はい。」
「じゃ、行こうか。大人の世界へ。」
「そうね。少しくらいカマってあげないと、親の立場ってのもあるからね。」
だそうです、ハイ。でも、あのアーム、たぶんまたやったなジェイクが。力、強いからね。ネジがバカになって、空回りするんだよな〜。昔も確かストラトのアームねじ切ってたし。ま、いいか。ショーンがあんなにうれしそうだから。
「…っかし、ミッキーも頑張ってんな〜。聞いてくださいよ、夏木さんッ!こいつの父親ね、俺の親友でもあったんだけど、そいつが亡くなってからっていうもの、女手一つで育てながら、シュウの、あ、オヤジね、知ってましたっけ?あら、失礼ッ!そのシュウの教えたギターや空手を、息子に伝授するために、自分も必死に勉強して、アイツがやってたことを忠実に再現しようとしてね…ク〜、いい家族でしょ!」
「須藤さんっ!酔っぱらい!初呑みで夏木さんにそんな話しして!第一、ミッキーって。ミユキさんてお呼び!」
か〜、タクヤ酒弱くなったな〜。って問題じゃないか。未雪がそんなことをね。ん?俺、未雪にちゃんと教えたこと無かったんだけどな〜。か、空手までって?
「大人って、どこもオンナジね。でも、うちのママの会社の人達とは少し違うかな。」
「そりゃそうでしょ。アイリーンのママはビシッとしてる感じするもん。」
「ううん、そうじゃなくて。な〜んか、冷たい感じなの。ママも仕事の時はアタシでも怖いと思うくらいなんだから。」
「へ〜。そうなんだ。そう言えばここのみんな、笑ってるね。いいよね、こういうの。」
「うん。…ずっと友達でいてね。」
「うん。え!?は、はい!!」
「な〜によ!やなの〜?」
「と、友達サイコ〜!!」
ハハハ!いいね〜青春!!!そっか〜、夏木さんもいろいろあるんだろうな〜。
しかし、幸せって、こんな感じでいいんだろうな〜きっと。
「ショーン!来週、ジーちゃんとこ行くよ!」
「え?学校は?」
「決めたの!グズグズ言わない!」
「出た、酔っぱらいマウス。」
「なんか言った!!!」
おいおい、会話が逆だろが普通。ジーちゃんって…お、オヤジ??
次回「もう一つの伝授」…かな。んじゃ!